読み聞かせは、なぜ大切なのか?(1)



 以前、こちらのブログでも紹介いたしましたNew York UniversityのSteinhardt School of Culture, Education, and Human Developmentの心理カウンセリング分野の研究者であるAnil Chako助教授によって進められた、父親向けの「子どもと一緒に絵本を読む」ペアレンティングプログラムの効果を報告するレポートの詳細を、その後NY在住のPonoLipo のコーディネーターのJoyにヒアリングしてもらいました。その時驚いたのですが、ペアレンティングに使う絵本は、なんでも良いということでした。スペイン語でも英語でも良いですし、ストーリーブックでも図鑑でも良いということでした。Anil Chako助教授によると、絵本の特に絵を介して父親と子どもが、リラックスした雰囲気で、あれこれ思いつくままに言葉を交わす、ふたりでコミュニケーションをとる時間を持つこと自体に大きな意味があるということでした。

 絵本を読み聞かせる時に、何を読んだら良いのか、ちゃんと理解させなければいけないのではないかと、難しく考える人が少なからずいらっしゃいますが、あなた自身の読みたいように読んで、途中子どもが話し始めたら、耳を傾けそれに応え、どんどん脱線していっても、それで良いのです。特に2~4才くらいの小さな子どもは、何か考えが浮かんで、それを言葉にして話すということ自体が、とても大切なことですので、言葉を発したら遮ったりせずに耳を傾けてあげて下さい。この、立ち止まる感覚が、発語したての頃の子どもには、とっても大切です。

 もう少し大きくなってきて5才前後の小学校就学前になったら、絵本を読み聞かせて、ページをめくる前に絵の細部を指さして、あれこれ質問したり、子どもの考えを聞いたりしながら、子どもが、物語をどのように理解しているか、ゆっくり確かめながら読み聞かせをしていくと良いと思います。やはりここでも、物語を離れて、パパ、ママ自身の考えや思い出話などに脱線しても構いませんし、子どもが昼間にあったことを話し始めたら、絵本を閉じてじっくり耳を傾けて聞いてあげて下さい。絵本の内容を漏らさず把握することよりも、パパやママと子どもたちが、お互いの気持ちや考えを理解し合っていくことの方が、ずっと大切なことです。

 子どもが大好きな絵本は、繰り返し読んであげるのが良いでしょう。その子が、その物語を読んでもらう時間の満ち足りた幸福な感じを繰り返し味わうことは、その子の生涯にわたって、辛い時にも、幸福な瞬間を思い出して頑張って前に進むエールになることでしょう。本は図書館で全部借りるという方をたまに見かけますが、どうかその子のお気に入りの絵本は、いつでもその子が、その世界に入っていけるように手元に置いてあげて下さい。

 4才以上の子どもにおすすめなのが、絵のない童話集を、夜寝る前に明かりを絞って、耳から静かに聞いて想像しながら聴かせるという、読み聞かせです。これは、その子の想像する力を驚くほど育みますし、絵のない本への移行をスムーズにします。何より子どもも親も、静かな満ち足りた物語体験を共有することができます。PonoLipoのスタッフも「ラング世界童話全集」を一晩一話ずつ読み聞かせしていますが、親子とも不思議な読後感を共有しながら楽しんでいるということです。長いお話を「続きは、また明日」といって、次の日まで楽しみに覚えておくことも、記憶力や想像力を育むのに役立ちます。

 このように、絵本や物語を親も子どもと一緒に楽しむこと、自分たちの時間として好きなようにアレンジして満喫すること、お互いの考えや思いを理解するための会話を交わすことが、何よりも大切なのです。あなたとあなたの子どもの濃密にプライベートな時間です。余り規則に縛られずに、まずは、ゆったりと楽しんで下さいね。


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