理想のライブラリーを構築するプロジェクト


After1


先日、9月8日土曜日に、英語の書籍120冊を含む500冊以上に上る書籍を新渡戸文化学園アフタースクールに新しく設けられた素敵なライブラリースペースに搬入し、セッティングしてきました。

廊下の脇のちょっとしたスペースが、子どものための読書スペースとなっていましたが、古い背の高い本棚ふたつと低い本棚ひとつに、古びた本が並んでいるだけで、生徒の数に比べて本の数も少なく、子どもの手が届かない背の高い本棚は使いづらそうに見えました。でも、ごろんと横になって本が読めるその一角は、子どもたちにとって居心地の良い人気の読書スペースでもあるようで、現場を下見した時にも、三々五々誰かしら、そこに来ては本を読んでいく様子でした。

Before2




この春、子ども園のライブラリー構築のお手伝いをしたのが、子どもたちにも先生にもご好評いただいたようで、小学校のアフタースクールの方の、この一角を素敵なライブラリースペースにする構想のお手伝いをすることになりました。

空間設計の方は、専門の設計・施工の会社が入り、私は上がってきた図面の本棚を埋める小学校低学年から高学年にかけての子どもたちのための本を英語・日本語取り混ぜて選書し取り寄せて、棚にセッティングするパートを受け持つことになりました。選書に関しては、全面的に任せていただけるということで、この2か月間真剣に取り組んできました。

理想のライブラリーを構築する、夢のようなプロジェクトですが、選書のプロセスは、ほんとうに大変でした。いろいろな嗜好の子どもがいますから、どの子も楽しく読める本が揃っていなければと思いますし、アフタースクールのライブラリーですから楽しいだけではダメで、その子の成長の糧になっていく本と出合える場でなければ意味がありません。

横並びで勉強をしていく学校とは異なり、自由にどんどん踏み込んで学んでいけるような深みも必要です。心の深いところに働きかける民話や昔話も大切ですが、読み継がれている名作童話も、薄い子ども用のダイジェスト版ではなく、きちんとした本で読んでほしいところです。図鑑や事典は、編集方針の異なる数社のものをズラリ揃えたいものです。

地図の本も、手を変え品を変え面白い形のものをいろいろと選びたいと思いました。迷路や絵探し、クイズ系の絵本も忘れてはなりません。男の子たちが大好きなサスペンスやファンタジーのシリーズ、歴史ものなども夢中になれる面白いものをびしっと揃えたいですし、女の子に人気のムーミンや床下の小人たち、ナルニア国などのシリーズは、やはり全巻揃っていなければ納得がいかないところです。そうそう、伝記のシリーズも忘れてはいけません。日本のものと世界のものもバランスよく。詩の本も忘れずに入れなければ。英語の本は、絵から入って楽しめる易しいものを中心にして、図鑑などの中には、ビジュアルが豊富で、かなりハイレベルのものも数冊織り込んで。そうそう先生のためにもなる実験や工作などの図鑑やアイデア集なども必要ですよね、などと日夜、広大な本の森の中を彷徨い歩く感じでした。

今回一番残念だったのは、子供向けのSF全集がうまく見つけられなかったことでしょうか。私が子どもの頃には、早川やあかね書房から挿絵も素晴らしい子供向けのSF全集が出ていたのですが、挿絵も翻訳もラインナップもセンスのあるシリーズを上手く見つけられませんでした。これは、今後の課題として探し続けたいと思います。ご存知の方がいらっしゃったらご一報下さいませ。

それ以外は、なかなか理想的なライブラリーが完成したと思います。セッティングが終わって、先生たちに本の種類やある場所についてご説明した時に、男性の先生は「ファーブル昆虫記」が全巻揃っている上、科学系の図鑑や実験事例集なども揃っているところで、ぐっと前のめりになり、女性の先生は、半分しか揃っていなかったナルニア国が全巻揃ったのと岩波の文庫や福音館の古典童話集などが棚にズラリと並んでいるあたりで、とっても嬉しそうにうなづいていらっしゃいました。まず先生たちが、少年少女の頃のワクワクドキドキを思い出して、前のめりになるライブラリーが出来上がったということで、目標の半分は達成したような気持になりました。土曜日アフタースクールにいた子どもたちも、後半一緒に手伝ってくれて、「世界モンスター事典」や迷路の本を目ざとく見つけて「今読みたい!」と大興奮で「すっげえレベル上がってんじゃん!ナニコレ!?すんげえレベルアップじゃん!」との絶賛のお言葉をいただきました。光栄です。




作業中1 果てしない物語の始まりです

作業中2 傍目にはなかなか進まないように見え心配される中盤
After2 美しく整いました!完成です

After3 くつろぎのおこもり読書スペース

After4 岩波少年文庫がズラリ!下の棚には古い本を


After5 図鑑や事典、伝記などのノンフィクションコーナー

After6 冒険!探検!ファンタジー!歴史もの!

After7 童話、民話、おとぎ話、ファンタジーand more!

ここには映っていませんが、この奥の廊下沿いにある本棚に、古い本も全て収納されました。大興奮の子どもたちが先生と一緒に、みんなで古い本を棚に入れる作業を手伝ってくれて、胸キュンの可愛さでした。

9月10日月曜日から、生徒さんたちに公開されたとのことです。担当の先生から、先生方も盛り上がっていて、大人も楽しみます!との嬉しいメールが届きました。

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PonoLipo Shop 自由が丘では、こうしたライブラリー構築や子供向けスペースの構築を、対象となる子どもの年齢、スペースのスケールと性質などに合わせて、日本語書籍・英語書籍・知育玩具・ゲーム類などをトータルにコーディネートいたします。そこで行われるイベントやワークショップなどのご提案もいたします。今回のライブラリーも、「本の森でこどもたちが遊ぶ」というアフタースクールからのコンセプトに合わせて、建築デザイン系の企業とPonoLipoが、何度も打ち合わせを重ねて構築しました。せっかく素晴らしいデザインの空間なのに、棚に並んでいる絵本や置かれているおもちゃなどがありきたりで陳腐というケースをよく見かけます。子供向けのスペースでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談下さいませ。子供たちを引きつけ夢中にさせるスペースを構築いたします。

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PonoLipo Shop 自由が丘
No Kids, No Life! 子どもといっしょ♪をテーマに子どもと一緒に過ごす時間を大人も
子どもも楽しんで学べるような絵本やおもちゃを選りすぐって取り揃えました。
サンプルも豊富に用意したプレイスペースもあります。

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