Parenting: ママの態度が、パパの子育てに対する姿勢を規定する

Fathers' early parenting quality affected by mothers


Study shows importance of maternal 'gatekeeping'


Date:
June 11, 2018
Source:
Ohio State University
Summary:
How a new mother reacts to her partner's early interactions with their baby may affect his parenting quality later on, a new study suggests. Researchers found that fathers did not perform as well as a parent to their 9-month-old child if the dads felt their partner was critical of their parenting skills six months earlier.
https://www.sciencedaily.com/releases/2018/06/180611133434.htm


オハイオ州立大学人間科学科教授Sarah Schoppe-Sullivan氏の長期研究「The New Parents Project」の一環として博士課程のLauren Altenburger氏が主筆としてまとめた、比較的経済的に安定した高学歴の共働きの夫婦182組を対象とした研究結果のレポートが、Journal of Child and Family Studies のオンライン版に掲載されました。

これによると、2人で協力して子育てしていかなければいけない共働きの夫婦において、パパの子育て関与とそのスキルアップを決定づけているのは、実はママが、パパが子育てに関わってくることを、ごくごく初期の赤ちゃんの段階からウエルカムで肯定的に承認し信頼して任せているかどうかであるとのことです。

この研究レポートは、3か月の時点と9か月の時点で、パパに対して「日頃ママが、パパが赤ちゃんの世話をしようとする時に、どのような態度を取っているか」について多岐にわたる設問に答えてもらい、同時に赤ちゃんと一緒にいる時のパパの赤ちゃんに対する態度、接し方を観察して、双方の結果を分析したものです。

赤ちゃんが3か月の時点で、ママがパパが赤ちゃんの世話をすることに対して寛容で、承認し信頼する態度を取り、感謝している場合は、パパの子育てスキルが低くても、9か月の時点で、パパの子育てスキルが上がり、子どもともママとも良好な信頼関係が築かれる傾向にあるということです。

パパのやり方が不慣れで危なっかしいので信頼して赤ちゃんの世話を任せられないというママの態度が、長期的に見れば家族全体として決して良い方向には向かないということを、ママ自身が認識して、思い切って生まれた直後から、パパにも赤ちゃんの世話をやいてもらうのが、パパの子どもへの愛情を育み、子育てスキルの向上につながり、ゆくゆく赤ちゃんが成長していくのに寄り添って親として自身も成長していけるということのようです。

そうはいっても赤ちゃんを産んで母乳を与えている間は、ママは本当に母性本能からピリピリします。信頼する限られた人にしか赤ちゃんの世話を任せられないという心境です。パパが赤ちゃんをどう扱うか、ついつい厳しくチェックするような目で見てしまいがちですし、パパが赤ちゃんの世話をしようとするのを、私がやるわと途中で取り上げてしまいがちです。

パパは、ママの考える以上に、そうしたママからの批判的なムードに弱く、自分が主体的に子育てに関わることを諦めてしまいがちなようです。これは、ママの大幅な負担増になるだけでなく、赤ちゃんに対するパパの愛情を育むこともブロックしてしまう危険性があります。

社会的にも、積極的に子育てに関わる父親が、奨励され肯定的に評価されにくい背景も手伝って、ママからの承認と信頼、求められ感謝されているという実感なしに、パパは自信を持って親業を学んでいけないようです。


パパの置かれた立場と心境を理解しながら、子育てを進めていくことが、ママにとっても大切だと思われます。またパパも、ママの承認や信頼を得られるよう、赤ちゃんの世話の仕方や扱い方についてのママからの細かな指示を批判と受け止めて感情的にならずに、自動車教習所の教官が運転の仕方を教えてくれる時と同じ気持ちで(うるさく言われてイライラするけど習得するのが目的なので我慢して聴く)、自分が主体的に子育てに関わっていくという意思を持つことが大切だと思います。

核家族で共働きの家庭の場合、夫婦ふたりで支えあい協力しあわなければ、子育てしていくプロセスは、苦しく辛いものになってしまいます。一時の感情に流されてピリピリしたとしても「ありがとう」「ごめんなさい」を忘れずに。お互い支えあって子育てしていく同志として信頼し合って初めて「親」になっていくんだと自覚すれば、パパもママも子育てが、お互いにかけがえのない共有体験になっていくはずです。

それは、私くらいの年になって、子どもが巣立ってふたりきりになった時に、ほんとうに大切な夫婦ふたりで生きていく絆となります。人生は、思いのほか長いものです。振り返ると子育てが大変な時期というのは、あっという間の短い期間です。その日その日に起こることが、子どもを育て、親を育み、家庭を築いていくのです。渦中にいると一喜一憂止まらないジェットコースターに乗っているような毎日で、お互いを見失ったり見損なったりしがちです。そうした状況にあるパパやママが、この記事を読んで少し深呼吸して、お互いに寛容な優しさを取り戻すきっかけとなれば嬉しい限りです。



Story Source:
Materials provided by Ohio State University. Note: Content may be edited for style and length.

Journal Reference:
  1. Lauren E. Altenburger, Sarah J. Schoppe-Sullivan, Claire M. Kamp Dush. Associations Between Maternal Gatekeeping and Fathers’ Parenting Quality. Journal of Child and Family Studies, 2018; DOI: 10.1007/s10826-018-1107-3

Cite This Page
Ohio State University. "Fathers' early parenting quality affected by mothers: Study shows importance of maternal 'gatekeeping'." ScienceDaily. ScienceDaily, 11 June 2018. .












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