From NY Joyの子育てレポート 幸福な子どもを育てる鍵はどこ?



NYで二人の子育てに奮闘しているJoyから、オススメ記事を見つけたので紹介したいということで、NPR(National Public Radio)のニュースサイトに掲載された「幸福な子供を育てる鍵」についての記事が送られてきました。これは、神経心理学者のWilliam Stixrud とNed Johnsonによって書かれた新刊本「The Self-driven Child」を紹介し、著者の一人であるStixrud氏にインタビューして書かれた記事です。今年の2月18日に掲載された最新の記事です。

The Key To Raising A Happy Child


https://www.npr.org/sections/ed/2018/02/14/584275859/the-key-to-raising-a-happy-child?utm_campaign=storyshare&utm_source=facebook.com&utm_medium=social



後半のインタビューも含めると、とても長い記事ですので、内容を要約してお伝えします。興味がおありの方は、元記事をご覧になって下さい。また、書籍を購入してお読みになって下さい。



Stixrud氏は、神経心理学者として、30年間アメリカの親子の心理カウンセリングのセラピーに関わり、また女の子と男の子二人を育て上げたパパとしての経験も踏まえて、この「The Self-driven Child」という書籍をNed Johnson氏と共著で出版されました。

この半世紀以上にわたって、アメリカの幼い子供から大学生くらいの若者まで、「自分自身の人生をコントロールできていない」というイメージが、心理カウンセリングやセラピーの現場で多く語られるようになり、それに呼応して不安神経症やうつ症状などの発症率も上がってきていることに着目し、Stixrud氏は、自身のセラピストしての体験、研究者としての知見、親としての経験を踏まえて、自分自身の運命を自分がコントロールしているという実感「行為主体性」が、人間として幸福に良く生きることに直結する最も大切な要素と言えるのではないかと考え、この本を書いたとのことです。

幼少の頃からの両親との関係性の中で、この「行為主体性」は育まれていきます。けれど大半の親にとって、子供の主体的な自由を認めることがすなわち親自身の主体的自由を損なう場合も多く、このバランスをとりながら幼い頃から思春期にかけて、根気よく忍耐強く少しずつ子供の選択の幅を広げ、自由度を高めて主体性を持たせていくことは、なかなか難しいことです。

子供の家庭での過ごし方から友人関係まで、全てを掌握してコントロールしたい気持ちにかられる親御さんも少なくないでしょう。Stixrud氏とJohnson氏の、そうした過支配・過干渉気味の両親に対するアドバイスはシンプルです。

「親が自分自身をボスや上司、マネージャーとしてイメージするのを止めて、コンサルタント、良きアドバイザーとしてイメージして、子供とフラットな立場で関わっていくことが大切」ということです。

家族団欒の時間に「勉強をしろ!」「あれはやったのか?これはやったのか?」などなどの果てしない不毛な口論やバトルを毎日繰り広げて、お互いに消耗するのは、親が自分の意思で止めることが大切ということです。「君のこと大好きだから、こんな口論は止めたい。君が自分でやらなければいけないことを理解して頑張れる子だと信じてるから、もう言わない。でも何か手伝えることがあったら、なんでも相談してくれるかな。できる限り力になるからね。」と、親の方が一段降りてフラットな立場に立って、最初に宣言することが大切なようです。

子どもは、自分のことと自覚すれば、真面目に取り組んで、ちゃんと成果を出したいと望むはずですから、そこは子供自身の潜在的な能力を信じ、意思を尊重して「君ならできるよ!大変なら手伝うからね。」と子どもが、自信を持ってチャレンジして前進していくように仕向けるのが親の務めでしょう。「君には、まだ独りでやるのは無理だよ。ダメダメ!やってあげるから貸しなさい!」というような子供の自尊心を損ない自信を無くさせるような物言いは、慎まなければということです。

ただStixrud氏は、自身の成長過程や子育て経験、様々な研究結果を提示して、世の中のパパ、ママが楽観的に子どもと向き合えるように励まして下さっています。その子自身の幸福感と学業成績や収入の多寡との間には、世間が思っているほどの相関関係はなく、むしろ自分自身の内面から湧き上がる動機に基づいて自分の人生を設計し歩んで来られたかどうかの方が重要だということです。

「今の成績がどうかってことより、君自身が、この評価をきっかけにしてここから先自分で目標を立てて、コツコツ努力して自分を良い人間として成長させていけるかどうか、そのことが大切なんだよ。」とは、実際にStixrud氏が、「学業成績とその子自身の幸福や達成感はほとんど関係ない」という研究結果を知って、当時小学生の娘さんに話したことだそうです。そのスタンスで接してきて、娘さんも息子さんも自身で選択して大学院博士過程へ進まれているとのこと。勉強をしろと高圧的に言う必要などないということを身を持って実証されています。

どんな親でも、子どもが一晩中SNSに没頭したり、ネットゲームにはまり込んだりしているのを見れば心配になり、イライラもするでしょう。でも、それを高圧的に叱ったりするのは逆効果です。否定したり批判したりするのではなく、子どもたちを刺激し触発するような何かを提案することを考える方が建設的でしょう。

Reed Larsonというモチベーションに焦点を当てて思春期の子ども達を研究している研究者によると、幼い頃に自分の好きなことに夢中になって没頭したことのある子どもは、それほどストレスを感じることなく、エネルギッシュで高い集中力を発揮して、学業や活動で大きな成果を上げることのできる脳の状態を創り出すことができるというのです。

Stixrud氏自身も、思春期には、毎日ロックミュージックに浸りバンド活動に没頭していたとのこと。子ども自身が夢中になることを見つけて没頭することを尊重しつつ、温かく見守り、建設的な助言をしていくコンサルタントになるのが、理想の親ということです。

The Self-Driven Child

The Science and Sense of Giving Your Kids More Control over Their Lives
by William Stixrud and Ned Johnson
Hardcover, 367 pages





PonoLipoは、「子どもと一緒に大人も夢中になって遊んだら、それが一番の知育。教え込もうとしたり先生になろうとしたりしないで、一緒に生徒になって学んで遊んでみて下さい。楽しいですよ。」というコンセプトで、世界中から子どもと一緒に、大人も楽しく学び遊べるおもちゃや絵本を集めています。何かに夢中になることの楽しさに大人も子どももありませんし、そのように熱中して取り組んだことが、自分自身をどんなに大きく成長させ豊かにするか、誰もが経験していることと思います。どうか、その気持ちを芯にしっかり持って、子どもと一緒のあなた自身の時間を大切に楽しんでくださいね。


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