子どもがいくつになったら、どんな絵本を読むの?【0~6才】



【0才~2才前】
1才前後の赤ちゃんの頃から、絵本を見せて大人が赤ちゃんに優しいお声でお話ししてあげることが、赤ちゃんのその後の言語能力の発達に有効だという研究結果を以前ご紹介しました。

早い時期からの幼児期の絵本読み聞かせが、就学前の語学能力促進につながる


0才から2才前までの赤ちゃん向けの絵本は、読み聞かせるというよりは、赤ちゃんにいろいろな絵を見せて、大人が話しかけ、お声掛けをするための道具です。色や形、数、ものの名前を絵を指さしてお話かけします。コツは、赤ちゃんが見ているものに沿ってお声掛けすることです。こちらから読み聞かせようとか、教え込もうとしないで、赤ちゃんが見た絵を言葉にしてあげる感じで、気持ちがそれたらおしまいにして、また興味を持ったら絵を見せて、赤ちゃんのペースで楽しんで下さい。

そのうち自分から指をさして「あ!」「うわんうわ!」などお声が出るようになってきます。そうしたら、「ほんとだ消防車だね。赤いね。」「そうそうワンワンね。可愛いね。」など赤ちゃんのお声の気持ちをなぞった上に一言新しい言葉を付け加えていく感じで応えてあげて下さい。「ワンワン」「にゃんにゃん」「バス」などと、その子の好きなものに反応してお名前が出てくるようになったら、どんどん思いついたことをその子のアテンションするところに沿ってお声掛けしていきます。

元気で動き回りたい時には、全然絵本なんか見なくなるかもしれませんが、お昼寝の時間になって眠くてぐずるような感じになった時に、前抱っこして絵本を広げて、ほっぺたをくっつけるようにして、耳元で優しく静かにささやくような感じで、「おやすみなさい」をテーマにした赤ちゃん絵本を読んであげると良いでしょう。ストーリーの起伏が余りない、優しい絵で動物が出てくる絵本などが使いやすいようです。

ふわふわやザラザラ、ツルツルなどの擬音語のお声掛けがしやすい指先で触って感触を楽しむ絵本もお座りする頃から赤ちゃんが楽しむ絵本としておすすめです。









赤ちゃん絵本 Toddler Town Farm
キラキラや透明窓などの仕掛けが楽しい











Snow Rabbit, Spring Rabbit
おやすみなさいの絵本に最適



【2才~3才】
とにかく自分でめくったりいじったり手指を使って遊びたいお年頃です。絵本もパラパラめくるとカラフルな絵が出てくるおもちゃのように感じて、ぽんと絵本だけ与えてしまうとビリビリ破ってしまったりすることもよくあります。この時期のそうした子どもの欲求をうまく活かす形で、ビニールコーティングされた丈夫なボードブックでフラップがついていたり、穴が開いていたりと、簡単な仕掛けで、短い問いかけでお話し掛けしやすい絵本がいろいろ出ています。お出かけ先でパッと使えるモバイルなサイズ感のものも、とっても便利です。

知育的な要素として、絵探しやカウンティング、メモリーゲーム(絵合わせ)のような要素が入っていると、「ねこちゃんどこかな?探せる?」「にゃんにゃん!」「あ、いたね。」というようなテンポの良い会話ができるようになりますので、特にこの時期おすすめです。

まだ「物語」を読み聞かせることができないハイパーテンションで動き回る子も多い時期ですから、絵を見て思いつくことをお話する感覚で構いません。「あ、見て!この子えんえんしてるね。なんでえんえんしてるのかな?」など目についた絵に注目させるようなお声掛けをしてみて下さい。一瞬立ち止まってじっと絵を見て、すぐまた他のことにアテンションが移ってしまっても気にしないで大丈夫です。半分分かっているのかどうなのか、通じているのかなんなのか分からない状態の頃から、「あ、見てみて!面白いね!お祭りかな?」「あらら、困ったねえ。ひっくり返っちゃったねえ。」など、絵本の絵を指さして、あれこれ思いつくままお声掛けしていけば、それでよいのです。そうすると、だんだんその子は、その絵本の中で起こっている出来事に興味を持っていきますし、「なんで?」「どうして?」と立ち止まって、よく絵を見ることができるようになります。

「はらぺこあおむし」で有名なエリック・カールの絵本は、2才前後の子どもと一緒に楽しめる絵本で、大人にとっても使いやすいものが多くおすすめです。リチャード・スキャリーの絵本は、3才前後から絵から楽しめる絵本としておすすめです。大人にとっては絵を見てあれこれ思いつくままお声掛けしやすく、幼い子どもたちにとっては知っている言葉の数を自然と増やしていけるように作られており、いろいろな動物たちがいろいろなことをしている可愛い絵が画面から溢れてくるような絵本です。絵から入る情報量が多く、3才前後の子どもにとって眼福となる楽しい絵本です。

この時期でも昼間の眠そうな時に前抱っこして、また夜お休み前のぼんやり大人しい時に添い寝して、短いストーリーの絵本を読み聞かせていくと良いと思います。物語とまではいかないたわいのないお話絵本で構いません。絵本があってママやパパがいて幸福な優しい時間が流れるということを日常に折り込んでいくことが大切です。物語を理解するとかしないとか、そういうことは気にしないで良いです。大人の方も、その満ち足りた至福の時間を堪能して下さい。











My Very First Book of Words Eric Carle
上下に分かれていて2才児とクイズ遊びする絵本








いろいろなシリーズがあり、PonoLipo Shop自由が丘でも人気の絵本です。











Richard Scarry's Busy, Busy Town
面白いことをしている可愛い動物キャラクターがいっぱい!




【3才~4才】
何かを見て「なんで?」「どうして?」「あれはなに?」など、いろいろ聞いてきたり、「ママは、そっちが好き?」「赤がいいの」など日常の会話のキャッチボールがちょっとずつ楽しくできるようになってきたら、もう「物語」を毎晩ゆっくりじっくり読み聞かせて絵本を楽しめるようになっているはずです。この時期になると、教え込めば教え込める状態になってきますが、そこは日常の「良いこと悪いこと」を教えることだけにとどめていくのが良いように感じます。絵本を読むときも、絵を見てお話を読んで、ページごとに、いろいろ思いつくことをしゃべったり、質問したりして脱線してしまって構いません。何度も同じお話を読むことになりますので、その時々パパやママが思いついたことを織り交ぜてお話していく方が、その子が言葉を理解することを超えて、「物語を理解していく」ことができるようになっていきます。

「〇〇くんならどうする?」「見つかるかな?見つからなかったらどうする?」など、あれこれその子が自分の考えを自由に膨らませていけるような質問をするのも良いでしょう。「物語」の中に入り込んで、それを味わう楽しさを体験させられれば、その子は本を好きになって、ずっと心の友としていけるでしょう。









ストーリー絵本 Little Helpers
小さな子でも自然のために何かできるよというお話




【4才~6才】
図鑑や百科事典、辞書などのFirstシリーズを、その子の興味関心に沿って、この頃から少しずつ揃えていってあげて下さい。セレクトするコツは、ビジュアルが豊富で美しく、絵から入る情報が圧倒的であることが大切です。パパやママ自身が、思わず釣り込まれて見入ってしまうものを選んで下さい。そして「読みなさい」と絶対に言わないで、まず大人が開いて読んで、あれこれ面白く学んでみて下さい。大人が読んでも「へえ、こういうことだったのか。面白いね!」など自然に驚嘆の言葉が出てくるレベルの児童向けの図鑑や百科事典、辞書など、探せばたくさんあります。このセレクトは、ご自身の知性と教養をベースにご自分で吟味して良いものを選んであげて下さい。

また科学・数学・地学・地理・歴史・エコロジーなどなどのアカデミックな絵本も、やはりパパ・ママご自身の興味関心や専門分野をベースにして、これはという絵本を吟味して選んであげて下さい。そうすれば、パパ・ママ自身が、お子さまと一緒にもう一度少年・少女時代のワクワクドキドキする知的探検の旅を追体験することができるはずです。

子どもだから、こんな程度でいいんじゃない?というセレクトは、それを一緒に読んでお話していく大人の側の楽しみを半減させてしまいますし、子どもにとっても知的好奇心を刺激してワクワク未来を見つめる気持ちにならないものと思います。ぬるく甘口なものは、せっかくの親子の知的な交流の妨げになりますので、ご注意下さい。










My First Encyclopedia
分野ごとにビジュアル主体で詳しく解説


物語絵本が好きなタイプの子には、読み聞かせる絵本の文章量を少しづつ多くしていってみて下さい。長いお話を「今日はここまで、続きは明日ね」と言って数日掛けて読んでいくのも良いでしょう。その子の理解する力に合わせて、少しずつ加減しながら、だんだん複雑な起伏に富んだ物語へ移行できるようブリッジをかけてあげて下さい。自分でも少しずつ簡単な絵本を読めるようになる時期ですが、読み聞かせを通して、その子の読解力、想像力、記憶力などを勘案して支えながら一緒に物語を楽しんであげて下さい。「田舎のねずみ都会のねずみ」「ハーメルンの笛吹き」「三匹の子豚」「七匹の子ヤギ」などの昔からある物語の方が、パパ・ママが読み聞かせながら、子どもの理解力を吟味するのに使いやすいと思います。新規性の高いトレンディな企画絵本よりは、物語の骨格がしっかりしている絵本をおすすめします。



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